たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

食べるって幸せ=脂肪は幸せの塊

わたしは食べることが大好きです。まあ好きすぎて脂肪をつけてしまいましたが、幸せの塊を付けてると考えるようにしています。

で、「食べたくなくなるとダイエットできるよ」みたいな言説を見ました。

亡くなった伯父さんを思い出しました。

伯父さんは30代にして胃がんをわずらい、手術したものの肝臓に転移。息子が大学行く年に亡くなりました。

見舞いに行くと、伯父がため息をつきながら行っていた言葉があります。

「食事の時間なんか、もう二度と来なくていいんだけどなあ」

胃がんで胃を切ったんで小さくなっています。そりゃすぐ満腹になって食欲消えますよね。

でももともと柔らかいご飯が好きで胃の弱い人でした。あんまり食べること好みじゃなかったんでしょう。お嫁さんは反対に美味しいもの大好きな人でした。人間ってそういうもんです。

伯父は「食べたくないなあ」というようになって1年経たずに亡くなりました。

もう一つ印象に残っている、食べたくない人がいます。

とても面白い文章を書くエッセイストでした。ですがたまたま読んだ一節にこんな風に書かれていました。

「わたし1人で食べるの大嫌い。食べなきゃ死ぬから仕方なく食べてるけどあんなのエサ。だから誰かとじゃないと食べる気になれない」

と書いてあって、なんかきな臭いものを感じて読むのを止めました。

その後、エッセイストは30代初めで亡くなりました。

食べることは生きること。食べたくないとか食事がイヤだというのは、魂がこの世から外れ掛かってるのかもしれません。

だからじゃりン子チエのおばあも言うのです。ラーメン食べつつ。

「ひもじい 寒い もう死にたい 不幸はこの順番で来ますのや」

息子が警察にとっ捕まるかもしれない時に、ラーメンかっ込めるこのど根性。いくらテツが少年院帰りだからといって、そしてテツだからといって息子が逮捕されるかもしれない時に、メンタルと胃が鋼鉄過ぎます。

普通の親なら顔面蒼白になって吐いてもおかしくない状況。まあテツのかーちゃんですから慣れてるとも言えますが。

魂が強力に身体とくっついてるんだと思います。

だから、ダイエットのためとはいえ、食べることを嫌わないで欲しいです。

気力も減るし、この大変な人生に楽しみを減らしてもつまらないじゃないですか。

わたしもダイエットしてますが、楽しく美味しく食べながら続けましょうよ。

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