たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

9万円パーにした話

いまから数年前、液晶タブレットを買いました。わたしは一応落書きが趣味で、

「ああ、液晶タブレットがあればもっと素敵マシな絵が描けるのになあ」

とあこがれていました。あこがれ続けて10年。

10年もあこがれてたんかい、と気がついて、もう10年も欲しいなら買おう、と決意しました。9万円しました。ワコムのお高いやつです。

そして気がつきました。

目が弱いタイプは液晶タブレットを使うのにすこぶる向いてません。

液晶タブレットというのは光が発せられています。とてもでかい画面で明るいです。そして明るい光というのは目を疲れさせます。さらにわたしは人より目が100倍ほど弱い体質。

2時間ほど液晶タブレットで絵を描くと、眼精疲労で1日ほどなにも出来なくなりました。まず疲れ切って目が開けられない。ということは、出来ることと言ったら音楽聞くくらい。

もちろん眼精疲労と付き合いは長いのでいろいろ試しはしました。金持ちの伯母さんから美顔スチーマーというのをもらっています。これは顔中に温かい蒸気を当てて美容にするというシロモノですが、わたしはもっぱら目が疲れた時に使っています。

これをやると肌より目のほうが休まるような気がします。

とはいえ、目というのは野球投手の肩と同じで消耗品です。回復したように見えても、少しずつ疲労は溜まっていきます。2時間使うだけで1日潰れるほど疲れるので、わたしの目の細胞は確実にイカれていくでしょう。

フィルムを付ける、目薬を差す、運動など試みてみました。

どれも根本的対策にはなりませんでした。

そういう理由で、液晶タブレットはお蔵入り、つまり9万円パーになりました。

後悔はしていません。

どうせ買わなかったらずーっと欲しいと後悔してるだけです。

これで10年の物思いがきっぱり諦めついたんですから。

ちなみにその後携帯を買い換えたらiPadがオマケでついてきました。

絵を描くとやはり眼精疲労ですが、これはこれとしてメモ的な使い方をしているし、オマケですから気になりません。

ただ。

目が人並みに健康だったらなあとは思います。

わたしの目のためにクリックお願いします。ゼロ文字です。

この続きはcodocで購入