たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

伊豆下田のぜいたく『キンメダイまるごと釜飯』

間食しといてよかったと思うことありますか。わたしはあります。伊豆下田に行ったときのサーティワンアイスクリームです。

駅から降りて暑いし空腹だし、そこにサーティワンがあれば「入ろうよ」ってなるじゃないですか。

「でもこれから釜飯だよ」

「まあちょっとくらいいいじゃん」

渋る友達を説得し女4人でアイスクリームぱくぱく。もちろんわたしは愛するチョコミントです。

そのあと釜飯屋に到着しました。漁師経営!って感じの、木をそのまま活かした階段を登って注文。

「あ、キンメダイの煮付けもある」

「それも頼もう。まず釜飯4つお願いします」

「1時間かかりますがよろしいですか?」

さて。このケースで「いやです」といえますか?わたしたちは言えませんでした。

「……お願いします」

「煮付けは釜飯といっしょにお持ちしますね」

さてだだっ広い大広間に残された我々。

うなぎ食べるときは焼き上がるまで空腹で待つというのがいいらしいです。空腹は最高の調味料。とはいいますが、

「アイスクリーム食べといてよかったね……」

誰かがぽつんといった一言が響きました。ナイスわたし。ナイスデブ食習慣。

しかし待たされただけあって、釜飯は最高でした。1つの釜に1匹のキンメダイが炊き込まれています。食べても食べても新鮮なキンメダイ。

生臭みなどまったくなく、千切り生姜が最高のアシストをしてくれます。さらにオマケの潮汁が最高。たっぷりアラが入っている証拠に、油が液面に浮きまくっています。

その上に追加で頼んだキンメダイの煮付け!

醤油であっさり煮込まれ、柔らかい身がほろほろと崩れそう。そこを箸でとってたべれば、じんわりと滋味深い味わいが口に広がります。

釜飯と食べれば、薄めの味付けを活かした釜飯と最高のデュエットが誕生。

たぶん横浜で食べたら5千円コースです。それが釜飯だけで千円。たしか煮付け入れてひとり3千円いかなかったと思います。今はたぶん3倍位になると思いますが。

釜飯のキンメダイをしゃもじでほぐしてご飯と混ぜて茶碗に盛る、それだけでもエンターテイメントです。骨と身のはなれがいいので、子供でも楽しく食べられそうですね。

人生マイ・ベスト釜飯を上げるとしたら、おぎのやの釜飯とこれが確実に入ります。

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