イギリス人は薄いトーストを食べる。 そう聞いてから、「ほんまかいな」と思って実際にやってみました。
10枚切りの食パンを使い、百均の魚焼き網を使ってガスの直火を使って焼く。 こんがり黄金、カリカリサクサク。
ほんのり残った内部の柔らかなところにバターが染みこむと確かにそれはゴールデンテイストです。
まあ、毎朝のことなんで今はトースターに戻りました。しかも10枚切りの食パンってあんまし売ってないんですよね。
ベーカリーで、
「10枚切りお願いします」
って言うと、(うえっ)みたいな雰囲気が伝わってきます。頼みにくい。
わたしが子供の時、老夫婦2人でやってるパン屋が近くにありました。休日の朝とかよく買い物に行かされたんですが、
「8枚切りお願いします」
って言うと、お婆さんのほうがニコニコ顔で焼きたての食パンをスライスしてくれる。
それが当然だと思ってたんで、悲しそうな雰囲気だされるとしんどいです。
わたしは美味しいパンが好きですが、この老夫婦の店があったからかもしれません。
クリームパンはウサギさんの形をしていて、目に干しぶどうがあしらってありました。他にも白いチョコでくまの顔を描いたココアパンとか。
美味しいので遠くから買いに来る人もいました。店内に入るといつもいい匂いがしていて、ほっと安心できる店だったと思います。
残念ながら今では閉店してしまいました。
話をトーストに戻すと、マーガリンからバターに変えたあたりから本格的に美味しさが分かったような気がします。マーガリンから変えたのは別に健康志向とかじゃないです。
バターのほうが高いんですが、バターもマーガリンもそんなに使いません。パンに塗るだけ。そう考えると「バターでよくない?」となりました。
まあ料理にも使えますがカロリーが怖いですしね。
そんなわけで、バタートーストにハマっています。なにしろパンというのはごはんとちがって『1枚』と厳密に規定されてるじゃないですか。
食べ過ぎを防ぐにはちょうどいいんですよね。