たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

カツサンドのしっとりかバリバリか論

サンドイッチが好きで肉も好物なので、カツサンドも大好きです。

よく考えると、あんなにぶ厚い肉をサンドイッチにする例ってあんまりないような気がします。

まあアメリカのステーキサンド系が一番ぶ厚いでしょうけど。

そんなカツサンド、まず揚げたカツをソースにドボンして柔らかい食パンに挟んだやつがあります。まい泉カツサンドがそうですね。

あれは小さい箱にぴたっと入って美味しいんですが、なんか3きれだと少ない気がします。でも売れてる所見ると、たぶんわたしの胃が大きいんでしょう。

まい泉カツサンドは、もはやパンとカツが一体化しています。食べるとしっとりしたパンにソースの染みたカツの歯ごたえ。たまらない。苦いお茶とかと食べると止まらない。

わたしはこの、パンとソースが染みたカツの組み合わせをしっとり系カツサンドと読んでいます。このカツサンドにキャベツは不要。パンとカツが一体化したところにしっとり系カツサンドの神髄があります。

また、しっとり系があるなら、バリバリ系もあります。トーストしたパンに挟んだカツサンドを、わたしはバリバリ系カツサンドと読んでいます。

これの特徴は食べるときとにかくやかましいことです。

焼けたトーストをかみ砕くカリカリ。千切りキャベツのシャキシャキ。カツサンドの衣もバリバリ。カリシャキバキ。もちろんトーストのこげたとことか、キャベツとか、衣とかがどんどん飛び散っていきます。

あまり人前で食べたいカツサンドではありません。

しかしこのワイルドさも捨てがたい。

というわけで自作となります。

しっとり系と違って、バリバリ系は揚げたてがいいのですが、いちいちカツを揚げるのはめんどうです。買ってきてレンチンからのトースター送りで済ませます。

その間にキャベツを刻み、パンもトーストしてカラシを塗ります。熱くなったトンカツにソースをじゅーっと漬けて、トーストしたパンにオン。キャベツ、パンの順に乗せて、上からぎゅっと押して完成!

この時、ウスターソースかトンカツソースか悩みます。味わい的にはコッテリなトンカツソースがよいです。

でも、手早く迅速にカツの衣に染みこませるなら、ウスターソースの他ありません。

いつも悩みながら、トンカツソースで妥協して、それから醤油をちょっとかけます。

いろんなものが飛び散るサンドイッチですから、紙で包んで、人のいないところでどうぞ。

冷たい炭酸がよく合います。