食べることが好きで、食べ物に関する本をよく読みます。いろいろ美味しそうな食べ物がありますが、
「これは一生食べることは無いだろうなあ」
ってのがいくつかあります。
1つはツグミ。鳥さんです。
かわいいですね。
ですがこの鳥、食べるととっても美味しいそうです。とくに脳みそはタラバガニのカニ味噌をもっと濃厚にした感じだとか。
一生食べることはないというのは、このツグミさん、1947年に狩猟禁止になったからです。今食べたら違法です。
カスミ網という道具で採るんだそうですが、文字通り一網打尽。数が減りまくるんで、さすがに保護しなきゃということで禁止になったようです。
まあタラバガニのカニ味噌に似てるなら、カニ味噌でいいですね。
あと食べられそうにもないもの。
ベニテングタケです。
これもめちゃくちゃ美味しいらしいです。イボテン酸とかいううま味成分が含まれていて、これがグルタミン酸の50倍以上のうま味だとか。
なんで美味しいって知ってる人がいるんでしょうね。不思議です。
食べたことある人がいるからでしょう。厚生労働省のページでは、『塩付けにして食する地域もある』と記述があります。勇者過ぎるだろ。
ちなみに食レポもあるにはあります。キノコで有名な『ホクト』さんの社員。
ホクト研究員も試しにごく少量を食べたことがあるそうですが、非常においしいきのこだったと言います。
とても美味しいとはいえ、さすがに毒をわざわざ試してみたいとは思いません。
世の中には知らなくてもいいことがあります。いくら美味しそうでも、食べなく
ていい食材もあるんですね。