たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

「ピザにパイナップル」許せる?許せない?

今週のお題「パイナップル」

わたしはハワイアンピザってヤツが好きです。甘酸っぱくてしょっぱくていいですね。

なんていうかハワイアンピザのパイナップルは仲裁役としていい仕事をします。

チーズとハムやベーコンの塩っぱさを甘酸っぱさで中和。さらに奥深いうま味を引き出してくれます。トマトソースのうま味と合わさるとまさに最強。美味しいピザがさらに美味しくなります。

まあ、「許せない」って人も気持ちも分かります。わたしも、「ポテトサラダにリンゴ」が理解できない人ですから。

個人的意見ですが、パイナップルピザが成り立つのは、ベーコンもしくはハムがあるからだと思います。

もともと燻製の肉って果物と合うじゃないですか。生ハムメロンとか。食べたことないけど。

わたしはイチジクジャムとハムとチーズのサンドイッチをよく食べますが、「たしかに果物と燻製肉って合うな」と感じます。

この場合甘いだけでも酸っぱいだけでもいけません。甘ずっぱさがあってこそ肉にマッチします。

肉をよく食べる地域の人は、やっぱり肉に果物を合わせています。

フランスでは有名なカモのオレンジソースがあり、トルコでは肉の煮込みにドライフルーツにしたアンズやイチジクを使います。

北欧だとミートボールにジャムを添えますね。全部食べたことはないですけど。

日本だってとんかつソースや焼き肉のタレには果物が入ってます。

というわけで、ハムやベーコンを乗せたピザにパイナップルってのは肉食生活に裏付けられた知恵のようです。

でも。

パイナップルピザ嫌いって人は多いようです。

なんででしょう。

パイナップルが南の食べ物過ぎて、慣れ親しんだ果物のカテゴリじゃなく『トロピカルフルーツ』だからでしょうか。

調べてみるとパイナップルがたくさん食べられるようになったのは19世紀末から20世紀初頭だそうで。新しい果物なんですね。

やっぱり、新しすぎてまだ『トロピカルフルーツ』であって、『肉の味付けに使うフルーツ』ではないからでしょうか。

美味しいのに残念な話です。

これから時代が経っていけば、もっとパイナップルピザが広がっていくんじゃないでしょうか。

ちなみに生のパイナップルに、塩とスパイスをかけて食べると美味。タイあたりでは唐辛子と砂糖と塩をかけるんだそうです。

もう夏も終わりですが、熱中症対策によさそうです。ちょっと試してみてはいかかでしょう。