たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

コーヒーと食べるお菓子といえば

個人的に、コーヒーと合わせたいのはチーズケーキです。ニューヨークチーズケーキ。

チーズの味がどっしりしてて、でもサワークリームとレモンで爽やかで、口の中でねっとりとろけていくあのチーズケーキがコーヒーと合わさると最強です。

問題は、カロリーと値段と手間です。

チーズケーキなんてのは、だいたい高カロリーです。高カロリーのクリームチーズに、サワークリーム、砂糖、バター、卵なんぞを混ぜて作るわけです。まさにカロリーの高層建築。

そして買うとそこそこ高いわけです。なぜ日本の乳製品はこんなに高いのか。牛乳余ったらとっととチーズかバターに転用できるようにしとけばいいでしょうに。金? そういうときこそ補助金だしとけばいいだろ。

さて、高カロリーと高い費用を節約するには自炊です。たいていのものは手間とヒマと金をかければ美味しくなると田舎のばーちゃんがいってましたが、金が無い場合は手間とヒマさえなんとかすればいいわけです。

これが手間とヒマさえ無くなるとガチでやばいので、どこかに相談したほうがいいでしょう。

しかしチーズケーキの場合、手間ヒマが半端ないんですよ。

どんなにいい加減に作ったとしても、たぶんおそらく泡立て器が必須。そもそもクリームチーズってのがねっちりしてますから、あれに砂糖だのなんだの混ぜ込むには人力では無理。電動の泡立て器の力をむりくり使ってねじこむしかありません。

そして粘度の高い混合物に突っ込んだ泡立て器ほど、洗うのがめんどうなもんもそうはありません。

まず手である程度ねっちりしたクリームをこそげます。それから熱湯に浸して、キレになるまでスポンジでこすります。たぶんカレーのほうが楽。それくらいめんどう。

ポリ袋に材料突っ込んでもめばいいとかいう手抜きもあります。ただし、この手の手抜きは「まじめにやったほうがなんぼか楽」という結果が多いです。すくなくともわたしの場合は。

一番めんどうが要らないのは、小分けのクリームチーズを買って、ハチミツをかけます。そして自分に暗示をかけます。

「これはチーズケーキである」

材料だけ考えればチーズケーキですが、やってるとむなしくなります。

なんとかならないもんですかねえ。