かき氷を食べました。やっと。
毎年夏になると「かき氷食べたいなあ」と思うんですが、いつの間にかシーズンを逃して食べ忘れるというルーチンを繰り返していました。
そしてここ数年はあんまりお外に出られなかったので実際に計画を立てて食べに行くという行動にも移せませんでした。
「かき氷食べたいなあ」という気持ちだけが溜まっていきます。
で、やっとかき氷を食べました。喫茶店で出すやつです。大きくて「これ全部食べたらおなか痛くなりそうだなあ」と思いましたがだいじょうぶでした。
食べたのはコーヒーかき氷。氷がミルクで食べやすい。しかもふわっふわで、ソフトクリームを食べるような舌触り。
「これならいくらでも食べられるわー」
と、これまでの主張を180度ひっくり返して舌鼓を打ちました。
思い返せば、初めて子供だけで喫茶店にはいって食べたのがかき氷です。
小学生5年だったと思います。友達同士で盆踊りに行きましたが、出店も自動販売機もなくて喉が渇きました。
3人で相談して、電話で親の許可を得てから喫茶店に入り、かき氷を1つ頼みました。300円です。
1人100円出して分け合って食べました。メロン味だったと思います。てっぺんに赤いサクランボがのってるやつ。
そこの店主は知り合いでしたから、「おまけしてあげようか」と言ってくれました。
でも、われわれはお行儀良く断りました。これが、親の付き添い無しで飲食店に入った初めての体験だったと思います。ちょっと成長した気がしました。
だからこそ、夏が来るたび「かき氷食べたいな」と思ったのかもしれません。
それからも、基本的には屋台でかき氷を食べました。台湾で食べたマンゴーかき氷が一番美味しかったです。
氷を削ってシロップをかけただけのものから、カルピスを原液でかけたもの、そしてふわふわのミルクかき氷までいろいろ食べてきました。
これからもきっと楽しいかき氷に出会えるのでしょう。
来年もまた、美味しいかき氷が食べられますように。