たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

炭酸水を注ぐ瞬間

そろそろ本州が蒸籠の中に入り蒸し本州と化す時期です。蒸し本州は長いので、先端の山口県当たりをカラシに浸してから食べるとベネです。真ん中の大阪あたりはサクサクですが、滋賀らへんでとろっとした琵琶湖の餡が出てきますのでご注意。

与太はともかく蒸し暑い。まだ本番じゃないのに、軽井沢とか北海道に逃げたくなる暑さです。

そんな時、買い置きしなきゃならないトイレットペーパーなんかを持って、ひぃひぃ言いながら自宅に帰るわけです。まずクーラー全開。電気代も怖いが熱中症も怖い。

そろそろコロナも本気出してきてるので、病院が忙しい時に熱中症で運ばれるのはごめんです。

んで、買ってきた野菜とか肉とかを冷蔵庫に片付ける。そして氷。ひえっひえの氷を真空断熱カップに入れまくります。そこへ無糖の炭酸水を注ぐ、飲む!

爽快感が喉を駆け下ります。たぶん、ビールが好きな人ってのはこれが好きなんだと思いますね。で、無糖の炭酸水がビールと違うところは、氷いっぱいなんですぐ無くなる。そしてすぐ注ぐ。

この2回目の注ぐ瞬間がうれしい。

まだたくさん炭酸水はあるんです。あわがこぽこぽいってて、飲んでも飲んでも「まだある」という安心感、そして余裕。

ゆとりはなんにせよ人を幸せにしてくれます。

このあたりで、扇子なんかひらいてあおぐとさらにひんやり。不思議なもんで扇子の風って、扇風機とはちがってあたりが柔らかい気がしますね。まあ、手が疲れるからすぐミニ扇風機にするんですけど。

理想はここで熱いお風呂にざっぱあんと入ることです。汗かいてますしね。熱いお湯で身体を洗って、お湯でまた汗かいたところにクーラーと冷えた炭酸水のダブル打ち。

確実におなか壊すコンボですけど止められない止まらない。

まあ、現実はそんなに水道使ってらんないので、炭酸水を飲んで想像するにとどまります。