たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

たれ、たれ、たれ

人間を大きく2つに分けると死にますが、世間にはぎょうざやらなっとうのタレを使う人とそうでない人がいます。わたしは後者です。

そもそも濃い味が好きなので、ぎょうざもなっとうも醤油だけで勝負したいです。まあ、辛いものも好きなのでぎょうざの場合はラー油、なっとうはカラシを入れまくります。

そしてあまり倒すタレの数々。「これなんかに使えないかなー」と、冷蔵庫の棚の隅にためときますが、掃除のたびにめんどくさくなって捨てます。この辺の捨てる仲間としては、寿司とかについてる醤油やわさびなんかもありますね。

使わない人間としては、タレの分だけ損してる気がします。

だいたい、百歩ゆずってぎょうざはともかく、なっとう買って食べる人で「自宅に醤油がない」って人がいるんでしょうか。そりゃたまに醤油切らすことはありますが、納豆全部にタレつけるほどの数いるとは思えません。

つーか自宅以外でなっとうパック食べる事態ってあんまなさそうな気がするんですよ。

わたしは納豆巻きでさえ、外で食べるのはちょっと遠慮入りますね。あれ食べたら確実に歯磨きですけど、なっとうでねちょった口の中に歯ブラシ突っ込みたくない。お湯とかで口すすいでから磨いてます。

話を戻して、なっとうにタレがつくようになったのは1968年から。その後78年に発売された『まめちゃん納豆』から、個包装パックの納豆にタレつきになったとか。

理由は一人で食べるニーズが増えたから、らしいんですが、いくら一人暮らしでも納豆買うやつは醤油くらい置いてるだろと思うんですが。ましてや昭和ですし。

わたしの知人なんぞは冷蔵庫に入ってるのは缶ビールと牛丼についてくる紅ショウガだけだそうですが、そこまで行くとなっとうなんか買うわけがない。

まあ、わたしがいくら理屈をこねくりまわしても、なっとうはタレで食べる人がほとんどだそうです。

えらいなあみんな。わたしは朝からいちいちあの小さいたれパックを開けて、飛び散る液体を気にしつつ納豆パックに注ぐとかめんどうなことしたくないです。

とはいいつつ、納豆を100回かき混ぜてから食べるとかいう悠長なことしてるんですが。

ひとそれぞれですよね。きっと。

 

参考資料

  1. 企業情報 社長メッセージ|会社概要|沿革|太子食品工業株式会社
  2. 納豆の食文化誌 - 横山智 - Google ブックス
  3. http://www.natto.or.jp/reseach/pdf/210610.pdf 

※『まめちゃん納豆』の発売は2の資料では1977年ですが、販売元の1では1978年とあるのでそっちを取りました。