最近、トランスビーガンとかいう言葉がバズっています。たまに肉も食べる人たちらしいです。それならわたしはトランスアンチペスカタリアンかもしれません。魚はイヤだけどたまに魚をたべるからです。
実際のところは、『ほんだし』と『めんつゆ』を多用するため、毎日魚を食べているということはできます。ですが積極的に魚を食べたいとは思いません。
魚介類はマグロ、カツオ、サーモン、海藻だけあればいいんじゃないかと考えています。海藻って魚介類でしたっけ。
そんな私ですが、「ここの魚はうまいから食べとけ」と思った島があります。北海道とか当たり前の場所ではありません。
隠岐の島です。
正直、行くまでは『流罪の島』としか思いませんでした。ごめんなさい。ですが行ってみたらびっくり。
海はきれい、緑も豊か、観光名所も盛りだくさん。とくに地質が特異で、植生も本州とは変わっています。地形や植物に興味があったり、物語やテーブルトークで自分の島を作ってみたいという人にはこれ以上ないくらいうってつけの情報があります。
もし金が腐るほどあればここに別荘を建てたいと思ったほどです。
そしてなにより、魚がすばらしくおいしい。
宿でぶりしゃぶを食べたのですが、目を見張りました。ぶりってこんなにうまかったんだ。他にも刺身でいろいろ出ていましたが、どれを食べても満点。ぶりには臭みもなにもなく、あっという間に私の口に消えていきました。
そして、あじフライ。
あじフライなどは、正直出ても残すか、タルタルソースを食べる板としか思ってませんでした。
肉厚で、ふわっふわ。なんか3センチくらいある気がします。ないけど。いやもうおいしい雲があるとしたらこれだろ、というくらいおいしい。
揚げたてのところにレモンとソースをかけて、それだけで丼飯が行けます。なしでもいけるかもしれません。
いやもう、あんなにおいしいあじフライは他に出会ったことはありません。