たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

ポン・ポン・ポン

ポン・デ・ケージョ。ブラジルのチーズ入りもちもちパンである。最初は1998年頃、新しい物好きの母親が買ってきて食べたような気がする。

皮がもっちもちのくせに中身はすかっとしている。でも小さいので気にならない。うまいので、そのうちレシピを聞いてきて自作するようにもなった。

ちなみに自作は簡単。グラタン皿にシチューを入れて、上をポン・デ・ケージョ生地で覆って焼いてやるとおいしいポットパイもどきが楽に出来る。

話は変わるが、1990年に入管法が改正され、日系ブラジル人たちが出稼ぎ労働者としてやってきた。たぶんその辺からポン・デ・ケージョは来たのではないだろうか。本場ブラジルでは1950年代ごろから普及したという。

日本人が食べると餅っぽくておいしい。きっと日系ブラジルの人たちの口にもあったのだろう。

もっとも、ポン・デ・ケージョをもっと有名にしたのはポン・デ・リングだろう。2003年にミスタードーナツから発売されたこのモチモチリングパンは、数珠みたいな見かけも手伝って大流行した。

わたしの好みはポン・デ・ダブルショコラ。カカオを効かせた記事にチョコレートがコーティングしてあるやつだ。これをコーヒーと食べると甘くて苦くてたまらない。

2005年9月発売だそうである。てっきり定番品かと思ってたのだが、実はそうではないらしい。定番化して欲しいが、そんなにミスドに行かないからぜいたくは言えない。

最近なんとなくモチモチしたあのポン・デ・ケージョが恋しい。自作してみようかと思っている。