たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

美術館や博物館を3回楽しむ方法

これで一応、学芸員の資格を持っています。金にはなりませんが。

コロナ禍になる前は、そこそこ美術館や博物館にも行っていました。そもそも学芸員の資格取る遙か前、高校時代から通っています。

わたしは作家志望なので「小説以外にもなんかスキル付けといたほうがいいな」と思い、美術館で絵を見ることにしたのです。美術理論なんか分からないんで、とにかく見て見て見て見まくりました。夏休み中通ってた気がします。

さて、大人になって学芸員の資格も取ると、美術館や博物館の楽しみ方も変わります。

まず1回目は普通に見ます。「へーきれいだなー」とか「ほーん興味あるなあ」くらいです。

2回目はまず図録を見ます。だいたい座るところがあって、そこに冊子が置いてあります。そこに図録といって、展示の説明が書いてあるカタログが置いてあります。

この図録で興味があったところをもう1回チェック。図録に書いてあったところで気になるところも見ます。

3回目は、自分から見て「これは本当に価値があるのか」とかいうヤツを見ます。心の中で、その理解できない展示品に『半額シール』を付けてみます。

そうするとちょっと変わってみえます。「これは半額はないわ」とか「やっぱ三割引だな」とか。

他にも余裕があれば、展示の照明方法とか、「この絵をかく時作者はこの近さにいたのかな」とか「この矢尻使ってた人はこの角度から見たかな」とか見ています。

なんども歩くので、たいへんつかれます。

最後に図録を買います。日本では大抵の本は国立国会図書館に入る仕組みですが、図録は別です。これを逃すと二度と手に入らない可能性が高いため、私にとって入手優先度は高いです。

最近は、単眼鏡が欲しいなと思ってますが、いつになったら買えるんでしょうね。楽してお金が欲しいです。