たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

三菱一号館美術館がよかったんだけど

お題「好きな画家は?行ってよかった・おすすめの美術館のエピソード」

好きな画家はローレンス・アルマ・タデマという人です。代表作としては『ヘリオガバルスの薔薇』『目に見えている結末』とかがあります。

画家ですが、椅子とか腕輪とかも作ってますね。見た感じを言うと『ギリシアの美女が大理石の豪邸で花や海に囲まれてる風景』です。

見てると「ああ豪勢できれいでいいなあ、世の中の濁りとかなさそうだなあ」という気分になれます。

彼が生きた時代は19世紀イギリス。世界中に現代まで続く厄災のタネをばらまきながら繁栄を謳歌した大英帝国の人です。

そう考えると、このあっけらかんとした美しさも裏側には植民地の血と汗と恨みが溜まってるんでしょうが、そういうことを一切感じさせないので気が楽です。

ちなみにこれを見たのは結構前の三菱一号館美術館でした。ここは丸の内でアクセスもよく、建物自体が有名建築家ジョサイア・コンドルの復元とわかりやすい美しさがあります。

美術なんてよくわからん、という人にも、「ああきれいなものみた」という感想が抱きやすい美術館なんでおすすめです。

美術館出てすぐのところには、エシレバターのお菓子の店とか、三つ星シェフのジョエル・ロブションのパン屋とかあって休む場所にもってこいです。

はっきり言えばインスタ映えする美術館です。

ただ、ここは今年の4月から長期改装中。来年の秋までとかいう気の長い改装なのが残念です。