たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

コロナのろくでもない恐怖を今考える

タルバガンってネズミを食べたという話を読みました。生で肝臓飲み干してた。うええ。

このネズ公ペスト菌の媒介者なんですけど。生って。蛮勇過ぎるだろ。

今の所日本でペストがはやったって話は聞かないのでだいじょうぶみたいですが、綱渡りはどこでも続いてるんですね。

タルバガンとペストで思い出したのが漫画『リウーを待ちながら』。

コロナ禍が一番ひどかった時に話題になったんで知ってるかもしれません。

手早く言うと『リウーを待ちながら』は、静岡の架空の市でペストが流行った顛末の話です。しかも抗生物質が効かないタイプ。掛かったら死ぬから街全体封鎖して人間ごと死ぬのを待つしか無いという始末です。

読んでると思い出すわけですよ。緊急事態宣言。

コロナは2020年の1月15日に日本初上陸でした。個人的に「ひええ」ってなったのはダイヤモンドプリンセスの件ですね。

あれから県から県へ全国的にコロナが広まりました。個人的に思い出すのが6月の、

『岩手1号はニュースだけでは済まない』

ってやつです。そろそろ帰ってもいいかと息子さんが親にきいたら返ってきた答えですね。

実際に岩手に第1号が発生したのはその後7月29日。岩手県知事は「鬼になる必要ある」と、患者への中傷に対応する表明をしました。

かと思えばわれわれは呑気にコロナ未感染県について田舎決定戦などを見ていたわけで。

togetter.com

岩手はラストでした。そりゃビビるわ。

医療関係者のかたがたもたいへんそうでした。防護服とかマジで初めてみましたからね。個人的にはマスクの調達に苦労した覚えが。

なにせ感染したら当時は対処療法しかないわけですから。

わたしは在宅ができたので近所のスーパーくらいしか外に出ませんでしたが、人間ドックの回答を病院に受け取りにいく羽目になりました。個人情報なんで直接渡すしかないそうです。

なにが悲しくて緊急事態宣言の中病院に行かなきゃならないんだと思いましたが行きましたよ。こっちもむこうも完全防護状態で、病院の外でお互い手を伸ばしながら封筒を受け取った記憶があります。

そして町中がシャッター街と化しててぞっとしましたね。

これは毎日通勤してる人のメンタル病むわ。

こんなんがおよそ2020年から5類判定が出た2023年5月までつづいたわけです。

だいたいワクチンが出来て接種できるようになった2021年あたりからですかね、緩和気分になったの。

なっただけで感染者数は減りませんでしたけど。そして5類になったからってウイルスが役所の言うこと聞いてくれるとは思いませんが。

感染者へのつまはじきや、緊急事態宣言での閉塞した気分や、経済対策やなんやかや。

コロナ禍がもたらしたことは覚えておくべきでしょう。

そして。

今わたしが気にしてるのは、『第2のコロナ』です。

次に同じようなパンデミックが起きたとして、たぶんコロナみたいに厳重に対策しないと思っています。

「どーせすぐにワクチンが開発されるよ」

「コロナだってたいしたことなかったんだし」

喉元過ぎれば熱さを忘れる。どうか次がないように、そして次があったとしてもちゃんと対策されますようにと祈っています。

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