冷凍クロワッサンを買いました。たまの休日を豊かにしたいなと思ったのです。
冷蔵庫に一晩突っ込んでおいて解凍。翌朝25分焼けば、焼きたてクロワッサンとご対面です。
翌日。
急に忙しくなってクロワッサンどころじゃなくなりました。
「まあ、冷蔵庫に入れとけば解凍状態でいいだろ」とそのままにして、その次の朝。
取り出してびっくり。
富士山の頂上で取り出したポテトチップスの袋かよ、ってくらいパンッパンに膨らんでいます。
クロワッサンたちは、冷蔵庫の中ですくすくと発酵したようでした。なんということでしょう。生き生きしたイースト菌を使っている証拠ですね!
慌てて袋を切り、取り出してみると、まるで日曜日やっと休めた社畜のようにだらーっと伸びています。
まずい。
そう思ったものの、どうしようもないのでそのまま予熱したオーブンに突っ込みました。
焼き上がり。
なんでしょう、この平べったい物体は。波打ち際のクラゲみたいにのべーっとしています。
食べてみました。
クロワッサンのサクサク感はありません。
が、これはこれで、へにょんとしたおいしさがあります。
さらにサクサク感が失われたことで、クロワッサンを食べるとき飛び散るパンくずや皮が一切なくなるという優れもの!
……普通のトーストしない食パンでいいじゃないですかそんなん。
サクサク感がないクロワッサンとかなんですかそれは。嗚呼。Alas!
やっぱり、一度解凍したとはいえ冷凍庫に突っ込むほうがマシだったようです。
それか普通のクロワッサン買ってきて、温めなおしたほうがいいかもしれないですね。