たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

『推しの子』のアイはウェディング・ドレスを着なかった?

ふと思ったんですよ。『推しの子』のアイって、愛や家族が欲しくて双子産んだけど、結婚式には興味なかったんかな、と。

いや、平成世代になると結婚式なんていまさら……みたいな雰囲気だと思いますよ。ただ、やたら家族にこだわって早婚するタイプにとって、結婚式って一大イベントじゃないですか。

そりゃアイの商売的に無理ゲーやろ、といってももっと無理ゲーの出産してるんですよあの子。

どうしてなんでしょうね。

古い話になりますが、昔はアイドルが結婚して引退したとして、べつに「裏切り」とか言われませんでした。

まあ、言った人もいたんでしょうが、とにかく昔のアイドルはファン層が広かった。『親衛隊』と呼ばれる人たちだけでなく、老若男女みんなが支持してのアイドルです。

いい例が山口百恵。結婚して引退してますが、いまだにリバイバルを期待されています。結婚したときも「百恵ちゃんはいい人と結婚したね」と言われてました。

そしてアイドルの結婚といえば、結婚式の生中継。だいたい司会は徳光さんです。

バブル期も重なるんでめっちゃくちゃゴージャス。ドレスの後ろに引く裾、トレーンといいますがあれがどんどん長くなる。3メーターとかあったような。それをヘリから空撮してるんですよ。何してたんだろねあの時代。

まあ、反対者が山ほどいたら結婚式の実況なんかやんないですね。ちなみに郷ひろみのときは視聴率47パーだとか。すげーな。ヒマ人かよ。

で、その後は『アイドル冬の時代』に突入。その後は恋愛禁止を掲げたAKBが人気になります。

おそらく時代設定的にアイはこの辺かもしんないです。

もはやアイドルは結婚して引退、という時代じゃなくなってしまった。恋愛がバレたら不祥事からの引退もあり得る。そんな空気の中で、子供は欲しいけど結婚とかドレスとかはアイの頭になかったかもしれません。

仕事でウェディングドレス着る機会もあったでしょうしね。

それにしても、アイって徹底して『子供は欲しかった。でも結婚と旦那は要らない』ってキャラなんですな。相手と連絡取ったのも『子供におとーさんと合わせて上げたかった』っていう動機ですから。

アイドルは結婚も恋愛も考えない、考えてはいけない、そんな空気の中でアイが求めることができたのは、『子供』という存在だけだったのかもしれません。

そう考えると、ほんとにアイは『アイドルの天才』だったんですね。

まあ、個人的意見なんですけども。