たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

手巻き寿司と海鮮丼の間に

皿に乗ったとりどりの手巻き寿司に吹き出し『手抜きじゃ ないってば』ツイッターしてたら超豪華な手巻き寿司セットの画像が流れてきました。なんか1万以上するとか。

見ると真っ赤。紅蓮の手巻き寿司です。マグロしかないのか。

とても美味しいんだそうです。そりゃ1万以上出して不味かったら怒っていいと思います。

でも思ったんですよね。

「卵焼きとシソとキュウリどこ?」って。

手巻き寿司ってのは、子どもがいるとやる料理じゃないでしょうか。いい大人になってくると、いちいち巻くのが手間です。そして思い出すわけですよ、

「海鮮丼があるじゃないか!」と。

構成要素ほぼ同じですからね。ネタを巻くか乗せるかだけ。

そして食べるのも片付けも圧倒的に海鮮丼のほうが楽。

大人はそうやって手巻き寿司から離れていくわけです。

手巻き寿司を思い出すのは、親戚とか来て、その中に子どもがいる。さらにたくさんの料理を出さなきゃならない。しかしカネがない。

そういう時です。

刺し身は少しずつでもいい。後は納豆とかレタスとか肉そぼろとか、ツナマヨとかやすい具でかさ増しできます。見た目も豪華で、巻きながら食べるから満腹になるのも早いですね。

「なるほど、昔そうやってごまかされてたわけだ」

という気づきを得るわけです。

なのでわたしの家では手抜き寿司とも言われてました。

ただ、1万円の寿司に唯一勝ってたと思うのはシソとキュウリの新鮮さ。なにしろ庭からもいで来るんで、産地直送、地産地消にも程があります。自立して始めてシソ買ったら、なんか漂白剤の匂いがしてダメでした。

新鮮なシソってのはそれくらいよいものです。つーか大きい葉っぱを選べば海苔もいりません。シソの上にご飯のせて、ごまかけて、それから卵焼きとキュウリ。これだけで十分美味しいです。

まあ、わたしは魚があんまり得意じゃないからだと思いますが。