たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

バウンドパウンドパウンドケーキ

皿に乗ったシンプルなパウンドケーキ。吹き出しに「フルーツいれたい」とある。自分が作る菓子系で、一番好きで自信があるのはパウンドケーキです。

なんせ楽。とても楽。卵白を泡立てろとか型の周りにお湯張って蒸し焼きにしろとかわがままを言いません。

材料も薄力粉、砂糖、卵、バターと単純。まあ凝るとアーモンドプードルとかドライフルーツとか言い出すんですが、水飴とか糖蜜とか「菓子以外でどうやって消費するの?」みたいな連中を必要としません。

糖蜜とかほぼベーグルのレシピでくらいしか使いませんよ。砂糖みたいなもんではありますが。

製菓は計量が命ですが、パウンドケーキの場合ゆるいのも助かります。経験上、プラスマイナス3グラムまでならどうにかなります。この話を鵜呑みにする場合、自己責任でお願いします。

パウンドケーキってのは、粉と卵、バターと砂糖の比率が1パウンドづつだからパウンドケーキというそうで。量るのも楽です。あとバターさえ大量に使っとけば美味くなります。比率1.3倍でもセーフです。

さらに素人の作る菓子の場合、材料費をかけると美味くなるという法則があります。マカロンとかシュークリームとか腕の要るものは別として、パウンドケーキはいい材料を使えば使うほど美味しくなります。

しかし甘いものが苦手なのに、自分で菓子作る分には平気っておかしいですね。

味付けを自分好みにできる当たりがいいんでしょうが。

わたしがパウンドケーキ作るときは、砂糖控えめでラム酒をきかせます。あとシナモンとかもぶち込みますね。クローブかもたまに入れます。そして忘れちゃいけないベーキングソーダ。これさえあればどんなケーキも膨らむ魔法の粉。

これだけ揃っていれば問題はありません。あとは作るだけです。そして焼き上がったやつを切って、熱い紅茶でいただきます。

紅茶はアッサムとかのほうがいいですね。ダージリンとかはお茶単体で楽しむ感じがします。

コーヒーに合うケーキは作ってませんが、たぶん生地が美味しいタイプがいいんだと思います。