たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

サラダとバゲットが高くなった

ダイエットといえばサラダ。サラダといえばダイエット。

わたしの友人で野菜嫌いなやつは、「サラダなんて草だ。ブロッコリーは森だ」と言い張っていました。

そこまで貶める気はありませんが、サラダをメインにしたくないです。

しかしダイエットですから仕方がありません。サラダとコーヒーとバゲットを頼みました。

昔おなじ店でおなじ注文をしたことがあります。

わたしは食事についてだけは無駄に記憶力がいいのですが、その時はサラダにベーコンとゆで卵とブロッコリーが入ってたはず。

しかし現在、値段据え置きでベーコンとゆで卵とブロッコリーは消えました。レタスと鶏肉とクルトンだけ。

バゲットも薄くなってました。指2本くらいの厚さが2個来てたんですが、指1本くらいの薄さに。

さびしい。

とてもさびしい。

諸物価値上がりで外食業界もしんどいのでしょう。しかしお値段据え置きでこの劣化はつらい。せめてブロッコリーくらい残しといてほしかったです。

コーヒーもおかわり1杯サービスだったのに消えてました。

レタスにまぶされたドレッシングは美味しかったです。お腹もそれなりに膨れました。

でもさびしい。

カリッと焼いたバゲットはもっと厚くてよかったです。

カロリー的には薄いほうが正義だとは思いますが、せっかく外食したという気分が悲しい。ナポリタンとか頼まずサラダとコーヒーとパンにしたんだからさあ。

もっとも、サラダとコーヒーとパンが粗食に感じるのも贅沢なんだと思います。

よくディストピア飯とかいって、人工的なペーストみたいなのがあるじゃないですか。

これから景気がさみしくなっていくと、ああいう飯がはびこる……とは思いません。

虫が食った米とか、賞味期限が切れた缶詰とか、冷凍焼けした冷凍食品とか、そういうのが食卓に上がるんだと思います。

サラダとコーヒーとパンが食べられる日常が、ずっと続きますように。