たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

信念とUSBと焼き加減

USBケーブルの群れ。吹き出しに「正しいプラグはどれでしょう?」USBを差す時、だいたい3回くらいやり直してます。

1回目はなんかハマらない。2回目、ひっくり返してもダメ。3回目、またひっくり返してやっとハマる。

じゃあ最初っからちゃんと入れとけよ、ってなります。

でも最初って、なんかビビってるんですよね。「ほんとにこの向きでいいの?」って。

「この向きで間違いない。絶対にハマる」という信念がない。

これはType-Bのいろいろでも発生します。プラグが台形になってるやつですね。

ややこしいことに、ミニ台形(Type-B 2.0)と普通台形(Type-B)があるので、「これはミニ台形だったか普通台形だったか」と悩むことになります。

いっそなんかの規格で決めてプラグに色でもつけといてくれれば楽なんですが、そうはいかないみたいです。

そもそもプラグを間違えて突っ込むと壊れます。ですから最初はおっかなびっくりやるしかないわけですね。

一応USBの一般的なやつ(Type-A 2.0)は、よくみると裏っかわに筋が入っています。いれるほうにも筋があるんで合わせればいいようにできてます。

が、わたしはひどい近眼。そんな細かい筋なんか見えるわけない。

それならSCSIとかのでかいほうがよかった。まず間違えないでしょあれ。

あれはあれでピン数がどうのこうのありますが、取りあえずメガネかけたままでも数えられるので楽です。あと間違えて突っ込むのが物理的に難しい。

似たようなことが料理の火加減に言えます。

生で食える、もしくは食べたとしてもそう問題にならない野菜類はいいんです。問題は魚介類とか肉類。とくに肉。ちゃんと火を通してるのかどうか、いつも自問自答です。

1回肉をひっくり返して、これで日が通っているか悩んで、またひっくり返して、最後にまた戻す。

ケーブルいれるときと同じ悩み。最初でいいんだってば。

そして菜箸でつつき回して粉々になります。まあ粉々まで行けば絶対に火が通ってますが。

それか、焦げる寸前までやらかすか。火加減については才能がないもんだと諦めてました。煮るなら楽なんですよね、そんなに火が通ったとしてもひどいことにはならないんで。

「これはちゃんと火が通った」という信念に基づいて判断ができません。

しかし最近は変わりました。信念の代わりに、料理用温度計を手に入れたのです。先端が針になってて、具材に突っ込めば内部温度が分かるスグレモノ。

これを手に入れてから肉を焼く時気が楽になりました。

とはいえ、ケーブルを突っこむ時どっちなのかは未だに迷います。早くプラグに色でもつけてくれないもんでしょうか。