たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

片栗粉万能説

 

片栗粉。本当はカタクリからじゃなくてどうもジャガイモのデンプンから出来てるっぽい粉です。

むかし伊勢佐木町を歩いてたら、

「ねーちゃんこれ5000円でどうだ」

と片栗粉を売りつけられたことがあります。

中身は片栗粉じゃないでしょうが、200グラム前後で5000円の粉というのはどうなんでしょう。

化粧品でもやすいほうだと思います。

さてそんな片栗粉。一回買うと、

「前に買ったのいつだっけこれ」になりやすいアイテム筆頭だと思います。

だいたい1回に使うの小さじ1とかじゃないですか。

とはいうもののなければないで微妙に不便です。個人的にはハチミツより無いと困る感じ。ハチミツは砂糖で代用効きますけど片栗粉は小麦粉じゃ間に合わないことが多いですね。

だいたいとろみ付けと強化の2つで片栗粉を使います。例外はたまごスープ。

煮立ったスープに溶き卵を入れるとふわふわの卵になるじゃないですか。あれ作る時溶き卵に片栗粉を入れとくと成功しやすいです。

イタリア語では『ストラッチャテッラ(ボロ布スープ)』とかいう身も蓋もない言われようをします。

とろみ付けは頑張れば小麦粉でもなんとかならないこともないです。わたしは小学生の時ホワイトシチューを作ったら、ルーがなかったので牛乳と小麦粉でどうにかしました。

たぶんこの頃から「開き直ればなんとかならないこともない」と考えるようになったんだと思います。

最後は強化バフとしての使い方。卵焼きの記事で昔書いたんですが、溶き卵に水溶き片栗粉を入れると卵焼きが破れにくくなります。

錦糸卵でも同じで、わたしは手間を省きたいので少量のお湯に出汁の素と片栗粉を入れて溶き、そこに卵を割り入れて混ぜることにしています。

すると錦糸卵がきれいにできるんで便利ですね。

最近、以外な使いかたとして、『ココナッツプリンの分離を防ぐ』方法を知りました。

わたしは最近ココナッツプリンにハマっていて、よく作りますがたまに分離します。調べたら『片栗粉を入れろ』とあるので入れてみました。

まずゼラチンをお湯で溶かしそこに片栗粉を入れて混ぜます。ココナッツミルクパウダーを追加して水とオリゴ糖も入れます。

百均で売ってるミルクフォーマーを使って全体をかき混ぜ、冷やせば出来上がり。

ちゃんと分離しない、きれいな白いココナッツプリンになりました。

ココナッツのけずったやつも入れたので南国気分が味わえます。

片栗粉ってのはいろいろ使えて便利なもんです。

でも、やっぱり使っても使っても減らないんですよね。次に買うのはいつのことなんでしょう。怖いな。