たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

【ダンジョン飯】モンスターは食えるが妖怪はイヤだ

ダンジョン飯。よくある洋風のダンジョンに潜って、モンスターを食べるマンガですね。

あれずっと思ってたんですけど、なんで作中のキャラみんなモンスターを食べたくないんでしょうか。

なんか変わった動物程度だと思うんですが。

だいたい死ぬの生きるのの土壇場で、食べ物のえり好みなんかできるわけがないでしょう。

ゾンビとか衛生面と倫理面でどうよ、ってのはともかく、しばらく考えてみました。

モンスターは西洋由来なので、禁忌感がうすいのかも。

じゃあ日本のモンスター、妖怪ならどうか。

一反木綿とかですかね。

イヤだ。食べたくない。

言葉話すものは食べたくありません。

人間の形してるのもやだというルールを適用すると、カッパとかが根こそぎアウトです。

なるほど確かに妖怪と考えればドン引きですね。

でもモンスターなら行ける。バジリスクとかジビエ感覚で食べられそうです。

どうしてか自分的に考えてみました。

妖怪というのは元をたどると神様だったケースが多いです。一つ目小僧なんてのは天目一箇神(あめのまひとつのかみ)が元だった説があります。カッパも水神さまだっていうところがありますね。

神様を食べるのはちょっとさすがにキツいんだと思います。

さて、サブカルに出てくる西洋のモンスターって、元をたどるとプリニウスの『博物誌』がネタの場合が多いです。バジリスクとかフェニックスがそんな感じです。

博物誌はざっくり言えばプリニウスさんが集めた情報を本にしたもの。つまりご本人が直接見たわけじゃないものがたくさん載ってるわけです。プリニウスさん本人はバジリスクとかフェニックスを神様と思ってるわけじゃないんですね。

読んだ方からすれば、なんかよく知らんところにいるよく知らん動物扱いになりそうです。動物なら食える。そういう考えがわたしの中にあるんだと思います。

もう一つ、モンスターってのはだいたいゲームに出てきます。ゲームになると、体力とかが数字化されて倒せるようになります。これでなおさら怖くなくなるわけです。

ドラクエとかでスライムなんかいやってほど倒してますしね。

神秘性というのは、『倒せない』点にもあるんだと思います。例えばロードス島戦記に出てくるエンシェントドラゴン。本家ゲームでは体力などの数字が公表されていなかったと記憶しています。

公表すると絶対に倒すヤツが出てくるから、という理由だったような。

倒せないからこその強者感、神秘性があるんですね。

まとめると妖怪は神様ぽいのでなんとなく食べたくない。モンスターは倒せるからイケる。自分の中ではそんな感じです。

しかしこの記事書くためにモンスターや妖怪の一覧見てたんですが、「食べられるかどうか」って観点で見るのは初めてでした。

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