たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

傘のおくるみ

今週のお題「レイングッズ」

「あればあったで便利だけれど、無くても別に困らない」というのが百均や三百均で売ってる商品だと思っている。

しかし、「これはないとまずい」と思ったグッズがある。それが三百均で売ってた傘ポーチだ。

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折りたたみ傘をしまえる袋で、内部には短いモップのような突起がたくさんついている。この柔らかい突起が水を吸収してくれるので便利だ。

袋そのものもジッパーで観音開きにできる。使い終わったら開きにしてファブリーズをかけて乾燥させとけばいい。たまに洗濯もするが、すぐ乾く。

使い方は傘を入れるだけだが、ジッパーが開くようになってるから入れやすい。折りたたみ傘はたたむのが大変なのだが、これは開いてる傘部分を無理矢理つっこんでジッパーを閉める、という力業が使える。

そのままバッグに突っ込めるから、雨が降ってる日に電車に乗るときとかに忘れないですむ。

とにかく傘というのはなくしやすい。いつなくすかといえば使わない時だ。雨が降ってる外から店や電車に入る時、ついうっかりどっかにやってしまいやすい。人間の手はずっと傘を持ち続けるようにできていないのだ。

個人的には傘忘れやすいポイントのツートップとしてトイレと電車がある。座ったときに忘れやすい。

しかし、この傘ポーチを使えば傘をバッグに突っ込める。手に持ったままうろうろしなくていいわけだ。

画期的な発明だと思う。

折りたたみ傘にはそもそも袋がついてるが、あの袋は頼りない上に入れにくい。さながら太った身体をデニムに無理矢理突っ込むがごとくの苦行を経ないと入らない。

だれがいちいち折りたたみ傘のしずくをぜんぶ払い、きちんとそれぞれの傘の布部分を整え、ていねいに巻いて傘袋に突っ込むだろうか。やりたければやればいいが、電車ヤバスでそれをやったら並んでる人に怒られるだろう。

傘ポーチなら、そのまま突っ込めばいい。スマートに終わる。

問題があるとしたら、この傘ポーチのデザインだ。無地があればいいのだが、私が見た限りではアリスモチーフとかハートモチーフとか、ちょっと持つのしんどいなーみたいなものばかりである。

そして今調べたら無地の傘ポーチがあってたいへんうらやましい。しかし品切れだった。

ちなみにわたしは適当にこれを買ったため、『傘のおくるみ』とかいう酷い名前で呼んでいた。でもなんか柔らかくておくるみっぽいよね。