たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

バターチキンカレーの深い道

蕎麦、コーヒー、カレー。やってたらめんどそうな趣味3選だと思います。そしてわたしはカレーに過去ハマり、現在コーヒーに沼っています。

ひと口にカレーと言っても、ざっくり欧風カレーとスパイスを使うカレーにわけられるると思います。

欧風カレーは自宅でルー使うやつとかホテルで銀のソースポットに入ってくるやつ、いい洋食屋さんで出してくれるタイプですね。

スパイス系カレー代表はインドカレー。ここからタイカレー、最近はネパールカレーなんてのにも派生していきます。カレー沼深し。

わたしは最近バターチキンカレーにハマっています。レシピをみたら「これを作ったらカロリーが怖くて口に出来ないやつ」と分かったので作るのは止めています。

本格的に作るとカシューナッツペースト、バター、生クリームをどっちゃり入れます。なにごともたくさん入れるといいという主義者がいますが、バターチキンカレーは「油はたくさんの種類を使うと美味しい」という考えのもと開発された気がします。

似たようなところではお菓子も作ると「こんなに砂糖とバター使うんだ」とビビリますが、パウンドケーキでもバターが全体の4分の1なのに対し、バターチキンカレーは見たところ油分が8割くらいありそうな気がします。

食べたい時は店に行くか、無印良品のバターチキンカレーレトルトを買うのが無難な気がしますね。

バターチキンカレーは、それまであった「カレーはとにかく辛いもの」という概念をひっくり返した料理だと思います。まったりコクがあり優しい。カロリーは優しくない。

油分と乳製品ばっかで出来てるのでそりゃ美味しい。というより、あれだけの油をつかってまったりさを出すのがすごいレシピです。スパイスが油分を打ち消してごまかしてるんですね。

わたしはバターチキンカレーを食べるとき、だいたいナンも作って食べています。しかしご飯にかけてごちゃまぜというのも捨てがたいですね。バターチキンカレーのルーはねっとりとさらさらの中間、ちょうど濃いめのポタージュです。

ご飯にかけると馴染みつつ粒の間を染み通っていく、そこをスプーンで掬って食べると幸せが口に広がります。

しかし焼き立てのナンを「あっちっち」と手でほうりながら千切り、どっぷりとカレーにディップして食べる興奮も捨てがたい。手で食べると触覚も使うので、より料理を愉しめる気がします。

これでカロリーが低ければ最高なんですが、世はままならないものです。