実にちまちましてるなと思うけれど、買ってきた化粧品やハンドクリームを使いやすいボトルに詰め替えた時に幸せを感じる。
ボトルは百均か無印だ。だいたいすくうタイプのクリームなどは使いにくいので、ポンプ式のボトルや、チューブに詰め替えている。
日常のちょっとした不具合を自分の手で直しているという、ささやかな万能感が好きなのだと思う。
詰め替え式のシャンプーやハンドソープをきちんと詰め替えた時も嬉しい。よし、ちゃんとしたぞ、と言う気がする。
不思議なもので、塩やら砂糖を専用容器に詰め替えても別にどうとも思わない。
初めから専用容器に入れなくてはならないタイプより、自分から詰め替え式をえらべる方がいいだろう。
旅行に行く時は、いつも使っているものを、ちいさなボトルに詰め替えていく。
「ずいぶんマメだよね」
そう言われたこともある。
でも、別にそんなことはないと思う。
小さい頃から、ミニチュアが好きだった。散らかるから集めていないのだが、ミニボトルに詰め替える作業を、ミニチュア欲に変えているのかもしれない。