たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

そうだ、味噌汁たべたい。

いい加減な食生活を送っていると、ふと思います。

「そうだ、味噌汁たべよう」と。

疲れてると食事に気を使わなくなります。おにぎりとカップ麺とか、コーヒーとトーストとゆで卵とか、楽に済んで片付けも早いものばかりに偏りがち。

そんな食生活が続くと身体から危険信号が出てきます。

例えば「トマトジュース飲みたい」「パセリ食べたい」「味噌汁飲みたい」など。

トマトジュースの時は疲労もたまってる時です。

味噌汁を食べようと決めたら一刻も早く台所を目指します。そしたら冷蔵庫から大根と油揚げを取り出し、鍋に水をいれてコンロを点火。ちちちちちっ、と音がしたら、まな板をセットして大根の皮を剥きます。

味噌汁の大根は千六本が多いようですが、わたしはいちょう切り派。手早く切ったら鍋にいれます。

油揚げの前に、冷蔵庫をもう一度確認。ジャガイモもあったので入れちゃいましょう。ピーラーで皮を剥いてこちらもいちょう切り。いもは火の通りが遅いのでレンジにいれてチンします。

そしたら油揚げにお湯をかけ、まな板に乗せて千切りに。鍋が沸いてくるのでほんだしを溶かし入れ、油揚げも突っ込んで蓋をします。

大根が煮える間にまな板と包丁を洗って、お茶碗とお椀を用意しときます。

おかずが足りないんで、卵を溶いてほんだしと砂糖と片栗粉を混ぜ、熱した卵焼き器へ。卵焼きを作って盛り付けたらついでに大根おろし

そこまでしたらいものレンチンが終わるので、鍋に入れちゃいましょう。

火を止めて味噌を溶かします。味見してちょうどいい感じになったらお椀によそい、ごはんも盛り付けて完成。

卵焼きと味噌汁とご飯が出来上がりました。

おっと食べる前に卵焼き器を洗ってしまいましょう。

卵焼きの大根おろしに醤油をかけてひと口。まともなご飯の味がします。そして味噌汁。

自分用の味噌汁は好きに作れるのがいいところ。わたしは味が濃すぎた時お湯と砂糖でどうにかするときがあります。ちょっと甘いのも悪くないですね。

大根と油揚げ、そしてほくほくとろっとした芋。それに出汁の効いた味噌の味がたまりません。

気がついたら食べちゃっています。

ちゃんと毎日、こうやって作ればいいんですけどね。なかなかうまく行きません。