たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

メイドインアビス新刊 いよいよ真相/深層に迫ってきた?


積み本消化のために本は買わないといいました。

ドリフターズメイドインアビスは例外です。

さてそんなメイドインアビス。とうとう『アビス』全体のなぞが示されてきました。

思いっきりネタバレなんでご注意。

ところで個人的に『穴もの』というカテゴリをファンタジーに作っています。メイドインアビスはもちろん、ウィザードリィも当てはまります。

深い穴の底に潜っていくタイプの物語ですね。

で、いつも思ってたんですよね。

穴ごと埋めろよ」って。

そんなに危ないなら穴ごと埋めときゃいいんですよ。なんか奥にある? ほっとけほっとけ。100年くらいまてばたいてい死んでるから。それからゆっくり掘り起こせば安心安全。

ということを話したら「お前にはロマンというものがない」と言われました。

個人的には、アビスの大穴に海水ひきこんだらどうなるのかワクワクします。なにが浮かんで来るんでしょうね。

あれだけ大きな穴で、それに潜っていくというと、産道と子宮を連想させます。

例えば、山の神社やお寺にある胎内くぐり。ちょっとした洞窟みたいなのをくぐって御利益を願います。あれは仏像の中をくぐるとかで、産道を模しています。

くぐることで、1回死んで新しく生まれ変わるってのをイメージしてるそうで。

アビスに潜っていくというのは、産道を下りて子宮を目指すってことなのかもしれません。

そんで、新しく生まれると世界の上に被さって、古い世界はアビスに飲み込まれてたりして。

そして前巻から出てきた『獣相』と『双子』のなぞ。なぜかアビスのある島オースでは、30年に1度しか双子が生まれないとか。そして必ず生まれた双子は『シェルミ』と『メナエ』と名付けられるそうです。

これってさー。

シェルメナ以外の双子は、全部母胎で混ざって『獣相』になってんじゃないの。

たとえばメイニャ。『子供達の愛を背負って戦う男』こと、ボンドルドが胎児と小動物を掛け合わせたらしいんですよ。『獣相』に近づけた実験結果らしいとスラージョが言っています。

そす姫ことファプタも、『獣相』を見て「重なっている」と言ってます。

もともと双子として生まれるはずなのに、アビスの近くで妊娠すると魂が混ざって1つの身体になって生まれてくる。それが『獣相』じゃないでしょうか。

探索史の恥部なのは、始めからなれ果てのため、ナナチと同じで不可を受けない。そのため利用されたとか。

ちなみにスラージョと一緒にいるシェルメナは、手足がありません。次のアニメが劇場行きなら、たぶんこの子たちが原因でしょう。

シェルメナ(どっちかわたしには分からん)は『手足がなくなる理由』を、「右手で2人が同じ……」と言いかけてやめています。

これはたぶん、『シェルミ』と『メナエ』は意識を共有してる、もしくは意識が『重なっている』ことじゃないでしょうか。

わたしたちは自分の手足を『自分のもの』だと意識できるから自由に動かせます。

おそらくシェルメナはお互いの手足がどちらのものか認識できません。例えば、右手で2人が同じことをしようとしたら、どちらの命令で右手が動いたか分からなくなる。

シェルメナは、その話をするとレグや他人も『同じ』になる、意識を共有する羽目になると思ってるんではないでしょうか。

手足がないのも、『左右』を意識すると他人と自分の身体がどうなってるか認識しづらくなる。なれ果てのように崩れてしまう。だから機械の手足に変えたとか。

あと、双子は乳首が6つあります。普通の人の3倍なので、おそらく3組の双子が重なってるんではないでしょうか。

メイドインアビスはあんまり読み込んでないので、たいしたことは分かりません。

でもこういう考えが出来るって、楽しいですね。