たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

鳩サブレーとクルミッ子くらいだけどそれはきっと鎌倉銘菓


お題「故郷(ふるさと)の銘菓」

神奈川というか横浜というのは、あんまし名物がないとこです。

たとえば旅行に来た人に「横浜土産ってなに?」と言われると、だいたい2択です。

鳩サブレー崎陽軒のシウマイ」

崎陽軒のシウマイったっておいしいですけどね、あれは田舎のばーちゃんちの料理みたいなもんでして。

ただまあやっぱり田舎のばーちゃんちの料理ですから、バカにされると県民はキレます。郷土愛がほぼない神奈川県民が唯一キレるポイントです、ここ覚えておきましょう。

なにしろ『崎陽軒不買運動』を言い出した政治家が謝罪するほどです。

www.daily.co.jp

神奈川県民を長くやってますが、ここまで県民が団結したのは初めてみました。

話がそれましたが、そんな崎陽軒のシウマイに匹敵するのが鎌倉銘菓鳩サブレーです。鳩のでかいクッキーですね。大きいので割って食べますが、頭から食べるか尻尾から食べるかわりとなやむところです。

この鳩サブレー、昔は『コワレサブレー』という割れたやつが安く買えました。はがきで抽選して当たれば買えます。たしか1袋1000円ほどで、私もなんどか当てて買いました。

ちなみに『コワレサブレー』は、2014年に廃止。あまりに売れすぎたからとか、孤児院に寄付するとか噂になりました。

まあ当たるとボリボリ食ってましたからね。どんだけ鳩サブレー好きなんだわれわれは。そんなに好きなら定価で買え。書いてたら鳩サブレー食べたくなってきました。

あのあっさりとした生地にバターのほのかな風味、そしてけっこう厚いのにぼりぼり

かみ砕いてもだいじょうぶな絶妙の歯ごたえ。鳩サブレーの真似した商品は結構あれど、あの味を再現したサブレーはないようです。

そんな鳩サブレー一強だった鎌倉銘菓界に殴り込みをかけたのが鎌倉紅谷の『クルミッコ』。

クルミぎっしりのキャラメルをバタークッキーでサンドした間違いのないおいしさです。キャラメルっていっても歯にくっつきません。

クルミの歯ごたえとねっちりしたキャラメルのおいしさが絶妙で、たちまち人気ランキングを駆け上がりました。

ちなみにマスコットは、豊島屋が鳩ならこちらはリスです。増えすぎて鎌倉市民には微妙に嫌われてるリスですが、かわいいものはかわいい。

しかもブリキの缶入りです。わたしも実は1箱買って、裁縫箱にしています。

このクルミッコ、実は直売のとこいくと切り落としが売ってます。ほぼ午前中で売り切れるとか。通販でも買えますが、直売だと1袋単位で買えたはず。

しかし、横浜といいつつ鎌倉銘菓ばっか紹介しましたし、切り落としとか壊れたやつとかに安いのにわりと執着してるあたり、家賃に苦しんでる横浜民の悲鳴が聞こえそうです。

参考資料

https://www.hato.co.jp/help