最近アラブ料理が流行ってるようで、いろんなところでバクラヴァやクナファといったアラブスイーツを見る。
アラブ料理というか、トルコ料理は素材を活かして調理するので日本人好みじゃないかな、と思う。
そんな中でもおすすめはイマームバユルドゥ。坊さんがぶっ倒れるほど美味いとかいうこの料理、ほんとに目を見張ったほど美味かった。
それは揚げたナスの中にトマトやナスや玉ねぎを炒めたのを詰めてつめたーく冷やした料理だ。
一口食べると、まずナスの皮と身が舌に絡みついてくる。そして中身のトマト炒めした野菜の旨みが舌の上でパーティを始める。
2個しかなかったからもっと欲しい!とさえ思ってしまった。
トルコ料理の中でもメゼと言って、冷たい前菜にあたる。いやもう美味かった。
私が食べたイマームバユルドゥは大きかったのでナイフで切って食べたが、おそらくはるか昔は一口サイズのナスに詰めていたと思われる。
一口大のナスを摘んであーんといただけば、そりゃもうもっと美味いだろう。私は下戸だがワインにも合うと思う。
こんな凝った料理をいくつも出して、そして絹のクッションやバラの香水の中でいただくわけだ。アラビアンナイトの世界は実に羨ましい。あー石油王になりたい。