たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

いまこそ古文漢文を全学生の必修にすべき

日々横文字に悩まされています。アジェンダ、リスケ、レジュメ、アグリー、マター。アグリーってなんだよ農業かよアグリーベティかよ。

わたしは会津の血を引いてはいますが、心の中の薩摩兵子が叫びます。

わがんねぇよぅ

何言ってんのかさっぱりわがらねぇ
日本語(ひのもとことば)しゃべれよう
日本語しゃべれねぇんなら

死ねよ

ほら。ちゃんと日本語を話さないと怖い薩摩兵子が夜中来て首を落とされますよ。

ちゃんと古文漢文を習わないから、即座に訳語を作れなくて自分でも訳の分からないことを言い出すようになります。

え?

もともと自分なんかつかめてないし、つまらない自分を見るのがやだから横文字言葉なんて使って自尊心を保ってるんだ、って?

そういう人こそ古文漢文です。

豊かな文化に触れることで、横文字言葉なんかよりよっぽど素晴らしい世界を見ることができます。

だいたいイギリス語が広がってる理由なんてのは、大英帝国が植民地を血と涙で築いたからじゃないでしょうか。

それでも使わなくてはならないというなら、明治の先人にならって漢語に訳すべきです。

カタカナが便利だからって、英語をそのまま読むのは中学生の必殺技までにしましょう。

明治の知識層はだいたい四書五経で鍛えられていたため、訳語を作る時に美しい漢字を使って和製漢語として私たちに残してくれました。

だいたい水素とか元素で漢字になってるのは明治の人のおかげだそうです。おかげでHと聞いてみだらなことだろうかといちいち勘違いしなくて済んでいます。ありがとう明治の人。

水素っていえばなんか水に関係してるんだな、というくらいの手がかりが得られるので覚えるのにも便利ですね。

ですから、国際化というならまず英語を習う前に古文漢文を徹底的に学んだ方がいいでしょう。よく分からないままに、なんか賛成するときにアグリーしとけばいいんだな、では、中国語の部屋とそう変わりません。

それに。

今話題になっているAIは、どう考えても翻訳に使われます。おそらく数年で普通に使って問題ないレベルまで来ると思っています。

だとしたら第二言語を学ぶより、母語能力を高めておいたほうが有利な気がします。

というわけで、積んでおいた『漢詩の作り方』を読もうと思ってます。

以下ゼロ文字百円です。もしよろしければ応援いただけると幸いです。

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