たまにオムライスを頼むんですが、そんときに「最近包まれてるオムライス減ったよな」と思います。
昔のオムライスって作るのも難易度高かった気がするんですよ。なんか、フライパンで薄焼き玉子焼くじゃないですか。その端っこにごはん乗せて、なんかくるっと包んで、皿にのせる。むずかしい。
そこに革命を起こしたのがいわゆるタンポポ系オムライスです。
ケチャップライスの上にオムレツをのせて、つーっとその腹を包丁で割ります。すると中の半熟卵が雪崩のように落ちてきてライスを包むってやつですね。
今は大抵、このタンポポ系オムライスになってる気がします。
元ネタは映画『たんぽぽ』に出てきたオムライスだそうで。この映画、子供の頃「みたいなあ」と思ってたんですけど、裸の女の腹に車エビ乗せてピチピチさせるシーンとかがあって借りられなかったんですよ。
そして見たい映画に限って加入してるサブスクにはないという。
話を戻すと、タンポポ系オムライスというか、上に半熟オムレツが載ってるパターンが大行くなりました。で、下にはデミグラスソースとか、ホワイトソースとかが敷いてあります。おいしいですよね。
で。
昔の包む系のオムライス。あれの利点ってのはなんなんでしょうね。
いや、包むオムライスもおいしいですよ。ただ玉子が半熟じゃないし、作る難易度が高い。店からしたら上乗せオムライスのほうが楽だろとは思います。
もとの包む系のオムライスは、オムレツになんか入れて出す料理の変化じゃないでしょうか。本場のフランスですと、白子だのフォアグラだのが入ったオムレツ出す店があったそうです。美人と金持ちばっかし来る店だったそうで。
個人的には、ホテルに泊まって、朝オムレツを作ってくれるコーナーがあると「当たり」と思います。
中にはなにを入れようかな。玉ねぎかな、ベーコンかな。結局チーズにして、シェフの手元を見てると、すでにかき混ぜた卵液をフライパンにいれて、焦げ目ひとつないオムレツを焼き上げてくれます。
これにケチャップをかけて食べるのが好きですね。オムライスじゃなくなりましたけど。
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