昔、中学校からちょい離れた通学路にハワイアン雑貨店がありました。
道を通る中学生目当てにおまじない系のいろんなもんが揃っておりました。
でも近所みんな潰れるやろなと確信していました。
そしてその予言通り潰れました。
道を通るのは中学生女子だけではありません。男子も通ります。
その雑貨店の土地は、以前エロ本の自販機置き場でした。
そのころはそれはもう惨憺たるありさまで。
昼間でも近寄りたく無い雰囲気を醸し出しておりました。
具体的にいうとちぎれた紙とか割れたガラスとかゴミとかいっぱい。男のロマンいっぱい夢いっぱいですが、買うには難度が高かったようです。
何故ならみんなそのガンダーラに金持って夜に来るわけです。一人で。
ここまでもここからもフィクションですが、はい、カツアゲには持ってこいの立地ですね。しかも盗られた側も泣き寝入りするしかないようです。
昼間に買う猛者はいなかったようです。
で、そこが更地になって、「恋愛運が上がるお守り」とか言われても。
ご利益なさそうですよね。そりゃ売れない。
その雑貨店の人が、前に何があったか知ってたかどうかはわかりません。
商売の失敗は、本人の責任だけじゃ無いということもあります。