たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

いつか未来の人に「身ぎれい過ぎた」と言われそう

コロッケ、ごはん、味噌汁など日本の家庭料理がたくさんならんでいる。吹き出しに「多すぎじゃない?」昭和の時代の家庭料理が狂ってたと、今の人からよく言われます。

確かに、夜中に旦那が会社の部下数人連れてきて、

「おーい、なんかつまみと酒頼むよ~」

なんて令和で言ったら殺されます。昭和ではわりとあった話しらしいですね。

子供時代、読むもんが無かったので母の料理本を呼んでました。そこには、「いつ旦那さまの友達が来ても大丈夫。さっと1品おつまみレシピ」なんてのが乗ってます。

怖いですねー。令和の今だと昇竜拳からのコンボで旦那に瞬獄殺決まってそう。多分ガー不。

昭和時代はレトルトも冷凍食品も大してありませんでした。つまりまあ、子供の弁当に出来合いなんて持たせるとまわりから虐待扱いされたレベルです。

朝から具が入った味噌汁に焼き魚、そして炊きたてご飯に胡麻汚しなんか出てきて当然でした。

もちろんお弁当も全部お母さんの手作り。イシイのミートボールとか使うと手抜きとか言われるくらいです。まあ子どもたちにはめちゃくちゃ憧れでしたけどね、イシイのミートボール。

さてうって変わって令和の現代。

「うちら、ひょっとしてメシにこだわり過ぎてんじゃないの?」

という疑念がとうとうあがってきました。

だいたい諸外国では、ご飯なんてあり物で済ませるか、廉価な屋台飯が定番。三食まともに家庭で作ってるほうが珍しいみたいです。

朝ご飯を食べないとか、食べてもカロリーメイトだとか、そんな食生活も当たり前になってきています。

わたしも食べるのは好きですが、周りに同じ食生活を強いるのはどうかとおもいます。健康診断近いとブロッコリーとサラダチキンで生きてるわけですし。

似たようなことを、未来の人はわたしたちにいいそうだなとちょっと思っています。

いわく、『身ぎれいにこだわりすぎ』と。

毎日風呂に入るのはこの高温多湿の国でしかたないとして、化粧水、ムダ毛排除、化粧まではちょっとやりすぎな気がします。

昭和のころなんて女が化粧するのは学校出てから結婚するあたりまで。結婚したら、冠婚葬祭かお出かけ、もしくは子どもの授業参観くらいです。

マスカラなんて、昭和時代はアイドルくらいしか使ってませんでした。しかも質が悪いので、レコ大とかとって泣くと涙で落ちて黒い涙が流れるのが定番。

べつにそれでみんな気にしてませんでした。

文化の違いってのは変われば変わるもんです。

いつかの未来、もっと化粧とか洗顔とかが進歩して、全自動人間洗い機とか出来るんですよ。

その時、

「うちら、ひょっとして身ぎれいこだわり過ぎてんじゃないの?」

とか言われないかと思っています。