たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

チャナダールを煮てフムスを作ってみた

チャナダール。ひよこ豆の皮を剥いて挽き割りにしたもんだそうです。中東料理のフムスの材料です。

本来はひよこ豆まるごとで作るらしいですが、まるごとは高かったので挽き割りを買いました。

この時は思いませんでした。高いものは手間をかけてるから高い、つまり安いと手間がどちゃくそかかるということに。

さて挽き割りのひよこ豆を水に浸して半日放置。冷蔵庫の中に入れときました。

半日後。出してみたら水が殆ど無くなってました。どんだけ水吸い込んだんだこいつら。乾燥肌が化粧水飲み込む勢いで吸ってる。

そしてご近所からもらったローズマリーの枝と塩入れて一緒にコトコト煮ます。40分。

レシピ見た時逃げようかと思いました。このまま鍋に蓋して捨てて何も無かったことにしたい。でも金が掛かってるからもったいない。圧力鍋はあるけど出すのが大変。

オーブンに鍋ごと突っ込んで100度で40分とか考えたんですが止めました。その判断は正しかったです。

豆は煮えると泡立ちます。あわてて水を差し、そしてあふれてくる灰汁。これを取りまくります。オーブンに入れてたら泡だらけになるところでした。

ゴールデンカムイのアシㇼパさんは灰汁を取らないといってました。わたしも同意ですが、豆を煮込んでて灰汁を取らないと鍋からあふれます。しかたなく灰汁をすくいます。

炊飯器でやればよかったと心の底から後悔しました。

そして隣でだらだらネットしつつ経つ40分。豆が手で潰れるようになりました。完成です。

そしたらタヒーニを用意します。中東の白ごまペーストです。べつに練り胡麻でだいじょうぶですが、業務スーパーで、

「練り胡麻ありませんか」

「ありますけど黒しか無いんですよ」

「この際あれば黒でもなんでもいいです」

と案内されて言ってみたら、黒練りごま1キロの隣にタヒーニがあったわけです。なんという幸運。

その中東の白ごまと煮たひよこ豆とそのゆで汁と、クミンをフードプロセッサーにかけます。クミンはなんというか中東っぽい香りがすると思います。ローズマリーは分解されてよく分かんなくなってました。

そしてひと口。

うん。

このもさもさは確かにフムス。なめらかでチーズの代わりになりそうです。そのままトルティーヤで巻いて食べてみましたが、なんか中東で食べた気がする感じになりました。

しかし、わたしはカレー沼から遠ざかったはずなのに、エスニック飯沼に片足突っ込んでいるような気がします。そのうち石臼を買ったら笑ってください。

ゼロ文字です。わたしをもってエスニック飯沼に引きずり込みたい人はどうぞよろしくお願いします。

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