たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

マスタードをつくろう

マスタードシードと種をすくったスプーンと瓶に入ったマスタード。吹き出しに「わりとらくにつくれます」わたしはマスタード大好きで、なんにでもマスタードをかけてました。ハインツのイエローマスタードを1月で1瓶使い切る程度です。

が。

コーヒーを飲むようになってから、マスタードの使用率が減りました。さすがにコーヒーとマスタードのセットはキツいみたいです。

しかしマスタードは余る。

しかたないので、マスタードを自作することにしました。

食べたいときに作りたいだけ作っとけば、むざむざ残して捨てることもありません。

作り方はカンタンです。

マスタードパウダー、米酢、ラカント、塩を混ぜるだけ。

本当は米酢じゃなくてワインビネガーですし、ラカントは砂糖かはちみつですが、この物価高の折わがままは言わせません。

買い置きしてたからいいようなものの、ラカントもわりと買わない方へリーチかかってるレベルですから。

配合は、マスタードパウダーが酢でねっとりするていど。この『ねっとり』は、カレーくらいか、溶けてないアイスくらいまで、好きな加減でやってください。自己責任で。

さて、問題はマスタードパウダーです。

どこにも売ってないんですよ。

マスタードシードは売ってました。カレーに使う人結構いるからでしょうね。ただ、マスタードシードマスタード作るには、2時間くらい水に浸すという、地味に気が長いか、きちんとしたタイムスケジュールで動ける素養を必要とします。

わたしは両方ないんでマスタードパウダーを探しました。マスタードシード、つまり粒入りマスタードでつぶつぶしてるやつをすりつぶして粉にしてやつです。

探せど探せど見つかりません。ネットでさえありません。

諦めてマスタードシードと、百均でちいさな胡麻すり器を買おうかと思いました。ただ、スパイスミルとして胡麻すり器を買ってしまうと、引き返せなくなる気がします。

絶対にクミンとかコショウとかコリアンダーとかをすりつぶしてインドカレーにハマる未来が見えます。

それでなくてもコーヒー沼だけで、十分引き返せないところに来ています。

悩んでるところに、エスビーの『カラシ粉』を見つけました。缶入りのやつです。

もうこれでいいや。

後ろの説明書きをみたら、マスタードシードを粉にしたってかいてありました。

そりゃどこにも売ってないはずだわ。

無事、マスタードの材料を手に入れて作成開始です。

マーマレード入ってた瓶を洗って消毒して、からし粉を入れます。酢と砂糖も入れて、ちっちゃい泡だて器で混ぜました。

味を見ると、だいたいマスタードです。わりとカンタンに出来ますね。

からし粉って、おでんに付ける溶きがらし作るもんかと思ってました。

寝かすと味が馴染んで美味しくなるそうなので、しばらく楽しめそうです。