ツイッターやってたら『大好きな食事シーン』というタグが流れてきました。いいですね、食事シーン。見てると幸せになれます。というわけで、大好きな食事シーンについて書いてみます。
まず、『大きな森の小さな家』シリーズから『農場の少年』のクリスマスのシーンを。
『農場の少年』は、他のシリーズと違って後に作者ローラ・インガルスの夫になるアルマンゾの幼少時代の物語です。ぶっちゃけるとアルマンゾの家はローラの家より金持ってるので、クリスマスも豪華ですね。
まず目にはいったのは、あい色の大皿の上で、りんごを口にくわえ、かりかりに焼けている子豚だ。ふとったがちょうの丸焼きは足をつきだし、つめもののはしが、とろりと流れだしている。お父さんが、ナイフを砥石にあててとぐ音をきくと、ますますおなかがすいてきた。
クランベリーのジェリーがはいった大きな鉢もあるし、とかしバターがしたたりおちる、ふわふわのマッシュポテトの山もある。こんもりともられたつぶした大かぶや、黄金色に焼いたかぼちゃ、そして、白っぽいパースニップのいためもの。
L.I.ワイルダー. 農場の少年 大草原の小さな家(5) (講談社文庫) (p.258). 講談社. Kindle 版.
子豚とガチョウの丸焼きに始まって付け合せの数々、ここには書いてませんが炒め物やら人参のグラッセ。さらにデザートにはフルーツケーキやカボチャ、クリーム、ミンスパイまであるという豪華版です。
アルマンゾは末席のため、ごちそうが回される順番は最後です。どんどん消えていくごちそうを見て嘆く姿が、食いしん坊のわたしにはめちゃくちゃ共感できます。
食べ放題で前の人が少なくなったメニュー取り分けてると、ちょっと焦りますよね。
他にもあったんですが、長くなったのでこれで切ります。
本日は他人の引用をしたので投げ銭は遠慮しておきます。