たまの気分転換に、と年末にパックいりのドリップコーヒーを買ったらコーヒーにハマった。そういう話を過去に書いたと思う。
そして挽いた豆を買い、その場で焙煎してもらってコーヒーミルで挽き、フレンチプレスで入れるようになった。
最近はカルディで1杯用のドリップコーヒーフィルターを買ったのでさらにはかどっている。
しかし、インスタントコーヒーも飲んでいる。買い置きがあるからだが、どうも眠気覚ましにはインスタントコーヒーの、あのどろーっとした舌触りが必要っぽいのだ。徹夜とか不摂生を暗示する、あの不健康な味。
ドリップコーヒーとなにが違うのか考えてみたのだが分からない。そのなぞは、こないだカルディに行ってコーヒースプーン(165円)を買って分かった。
無意識にコーヒー豆をケチっていた。
大方こんな程度だろ、とコーヒー豆を入れていたのだが、実際に計って入れてみたところ、目分量で3倍は必要だった。道理でなんか濃い味がしないはずである。フレンチプレスの時はもうちょい入れてたから濃かったらしい。
ちゃんとした分量で入れたコーヒーは、ちゃんと濃かった。そして胃にもあまりよくなかった。困ったことにおいしかった。
これで壊れかけたフレンチプレス器でなくちゃんとしたものを買ったり、電動コーヒーミルに手を出したりしたらたいへんなことになる。エスプレッソマシンなんかダメだ。廃人になってしまう。
フライパンで豆を煎ってコーヒーの匂いをさせながらうんちくを語ったり、果ては喫茶店を始めたりするようになる。自家焙煎はともかく喫茶店だけはダメだ。絶対潰れる。
だいたい金がないんだから、身の丈に合わせて楽しもうと思う。