2022年も暮れようとしておりますが、我が最愛の漫画作品『パンプキンシザーズ』においてはいまだに連載再開しておりません。
突然何をいうのかと言いますが、もともとわたしはパンシザの熱狂的ファンです。ファンなあまり劇中での見取り図を作ったほどです。
合同会議編の機甲戦見取り図のようなもん合同会議編の機甲戦見取り図のようなもん – 軟鉄かぼちゃ
この見取り図作るのに漫画単行本5冊読み込んでエクセルで図を書いてちまちま作業しました。さらには毎月コミックデイズに950円ほど払ってパンシザの予告があるかどうかをブログに書いてます。
だってそれしか書くネタないんだもん。
パンシザは架空世界での情報革命を取り扱った作品です。
最初は戦後復興というシビアなテーマから入り、それは最後までおそらく貫かれて行きますが、主人公たちが『情報部』に属するが故に情報の伝わり方、伝え方、伝わることによる世界の変化へと話が展開していきます。
もちろんケレン味も素晴らしく、主人公のランデル・オーランド伍長は秘匿部隊の生き残り。しかも、生身で戦車を倒すという無茶っぷりです。え、そんなん機関銃で蜂の巣やんと思ったあなた。その疑問は正しく、そして読み進めるうちに「そうか!」といわざるを得なくなります。
作者の組み立てた伏線にみごとに翻弄される喜びを味わえます。
またW主人公のアリス・L・マルヴィン少尉もかっこかわいい。00年代ぽい前髪インテークの姫カットショートナイスバディというぜいたくな属性に、金髪姫騎士恐れ知らずの高貴な性格が乗っかってきます。
当初「戦争を知らない平和なひよこ」だった彼女がベテラン兵士の伍長に出会い、成長していく姿はみものです。
戦争ものによくいる元気で明るくまっすぐな正義漢の彼女が、味方からさえ「化け物」と呼ばれるようになります。その姿は痛々しく悍ましくも美しい。
この伍長と少尉を軸としながら、作中ほとんど出てこないカウプラン博士が世界観の要になります。この三者を焦点に、仮面の謎の男や顔を焼いたケルビムと言う個のない男、そしてテロや装甲列車や飛行艇といったみんな大好きロマンの塊が満貫全席でお出しされてきます。
さぁ、読みたくなったでしょう読みましょう。
電子書籍で全巻手に入ります。
Pumpkin Scissors
https://www.amazon.co.jp/dp/B074C7Z618?ref=cm_sw_tw_r_mng_sd_awm_C6HtihFJHfjNV