英語が苦手です。こないだはsmallのaがoかaかしばらく悩みました。
なんでそんな苦手かと言うとイエスズ会のせいです。ここの神父が苦行用の英語教科書、プログレスインイングリッシュという駄本を作りました。
およそあらゆる書物の中でもっとも無駄な書物です。
このプログレスという教科書は、日本語がほぼありません。ひたすら英文の書き取りをやり、それを覚えろというだけの教科書です。
アホか。
英文の書き取りするだけで英語ができるなら、数学の教科書丸写しすりゃ三角関数ができるのか。できるわけねーだろ。
そういうアホがアホのために作った教科書です。
全国の有名進学校で使われてるとかいいますが、将来なにも考えずただ指示に従うだけのアホを量産するための書物といえるでしょう。今の日本の惨状をみればご理解いただけるかと思います。
さて、私は日本語で、いえ、まともな言語で考えるだけの頭があったので全く理解できませんでした。理解させようとしてないので仕方ありません。
このアホ教科書のせいで、私は中3で塾に入るまでBE動詞という単語さえ知りませんでした。教育的虐待かもしれません。つかよく大学いけたな。
さて、そのよーな英語文盲の私の評判は英語教師に知れ渡っておりました。
彼らは己の蒙昧を顧みず、とーじまめは英語をサボっていると考えていたそうです。言語に携わるものとして、なんたるアホさでしょうか。言語というのは意思疎通を行うためのものです。なぜ私が英語がダメなのか聞いてみようとしなかったのでしょうか?
さて、そんなある日英語教師に呼び出されました。
「とーじまめ。お前eelって単語がわかるか」
「分かりません」
「じゃあなんで、次の問題で
『ウナギはサルガッソー海で産卵をして日本の川に戻っていく』
って正解が書けたんだ?」
カンニングを疑われておりました。しかし私は気づかずいいました。
「ああ、サルガッソー海で産卵して日本に戻ってくる生き物なんてうなぎしかいないからです」
「知識で解くなよ!」
教師にブチ切れられました。おかげでうなぎがイールだということは覚えましたが、スペルはいまだに忘れています。
そして、知識はとても大切です。英語がダメでもどうにかなる時があります。