ちょっと前に、ドラゴンボールハラスメントというやつが話題になった。
ドラゴンボールを読んだことない若者にマウントを取る、と言うやつである。
最近私は逆の現象に悩んでいる。いや、ハラスメントを受けてはいない。
若い人がその話をしても、はぁ左様で、としか言いようがない。
オタクなのにオタクの基礎知識がなくなってしまった。
例えば呪術廻戦でクレしんネタが出たらしい。しかし全く分からんかった。クレヨンしんちゃんなんて人生で一度も見たことがない。実を言うとアンパンマンもやばい。絵本ですら見たことがろくにない。
ドラえもんにいたってはいまだに大山のぶ代さんから発展していない。
こういう、「子供時代に遭遇するオタク基礎知識」と言うやつには世代差がのしかかってくる。ニチアサはともかく、うんこドリルとかおしり探偵とか、あの辺はあと10年したら基礎知識になるであろうがさっぱり分からない。
さすがにいい大人なので、その手の知識摂取はノットフォーミーである。子育てでもやってれば別かもしれないが、そういう今更の話をしてもしかたない。
若い人がポケモンに例えてきても分からない。600族かよとか例えられてもガンダムでお願いしますとしか言えない。できれば宇宙世紀で富野作品の範囲内でお願いしたい。閃ハサは読んだけど見なかったことにしときたいのだ。
そもそもポケモンはポケモンGOしかやってない。さらにジム戦もやってない。ちまちまポケモンを集めるのが楽しいんであって、他人と戦うとか真っ平である。個体値とか選別とかめんどくさいことはもうしたくない。
そのうえスマホが古くなってきてバッテリーがやばいので引退状態だ。
オタクなのにだんだんオタ業界にさえ居場所がなくなってきている。
一体私はどこに行けばいいのか。
しかしだ。
どうせ若い頃から世間の流行にはついていけなかった。少年ジャンプよりサンデー派であった。今はマガジン派だ。しかも月マガである。
私は私の道をいくしかない。私の後に道はできる。続くものはない。