たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

救急車を呼ぶべきたった1つの理由

 

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

人生で救急に行ったことが一度だけあります。前庭神経炎という病気でした。始まりはなんかめまいするなあ、からでした。すぐにまっすぐ歩けなくなりました。やばたにえん*1

まっすぐ歩けない場合、速効で思い浮かぶのが脳梗塞とか脳関係です。いくら私が昭和製品でもまだ早い疾患です。身内でもかかった人いないし。

必死に回らない頭を回しまして、脳ならCTかMRIが必要です。今すぐ病院に行くべきでしょう。--手持ちの現金がない。

コンビニで5万下ろしました。ついでにフリスクを買ってレジ袋をもらいました。ナイス判断でした。コンビニを出て数分で朝食と再会しました。さようならフリスク

胃の中のもの全て吐き尽くしてそれでも吐き気をこらえながら119を押すべくスマホをとろうとしました。その時タクシーがやってきました。そこから、設備の整った大病院まで車で5分。救急車が駆けつけるまで全国平均8.6分。

私はタクシーを選びました。間違いでした。付いた病院でドアが開くと、もう一歩も動けませんでした。青空を見ながら、頼むから死ぬなら早く楽にしてくれと願いました。気力をふるうべくいろんなことを考えてみましたが、あらゆる可能性を越えて「うるせえ今楽になれるならなんでもいいわ」という意見が勝ちました。

世界が台風にあった船に乗ったように揺れています。10メートルくらいの巨大なボトルに入って、がんがんシェイクされたような感じです。

タクシードライバーに看護師を呼ぶように頼みました。看護師は車椅子と吐瀉袋を持ってきてくれました。車椅子に運ばれ、胃液を吐きながら救急に運ばれました。

受付は私を見もしないで言い放ちました。

「初診5000円ですがかまいませんか?」

その10倍でも文句を言わないと思います。

「保険証だしてください。あとアンケート」

あの私ガチでうごけないんですが。

それでも、どーしても、なにがあろうと、保険証出さないと治療はできないそうです。財布だけ出して、付き添いの人に保険証を取ってもらいました。

私はこの経験から申し上げます。

誰がなんと言おうとやばいときは救急車を呼ぶべきです。

自力で来れると判断された場合、扱いが雑になります。

ちなみに前庭神経炎は、場合によっては入院ですが、私は点滴半日で追い出されました。まだまっすぐ歩けませんし立てなかったんですが、またタクシーを使いました。

あの時はがちで死ぬかと思いました。

*1:古い