たとなてかない

『た』い『と』る『な』ん『て』おもいつ『かない』という意味です。内容はフィクションですよ。

最近読んだまんがとか本

さすがに最近そんなには読んでないような気がします。

1.味の台湾 焦桐(ジアオ・トン)

台湾の詩人である焦桐さんがつづった食エッセイ。食い道楽のようで、カラスミについては作り方からこだわって店を選び、買いすぎたカラスミを娘とおやつにしたってぜいたくな話がうらやましいです。

全編通してちょっとした半生記にもなっていて、台湾の多民族国家ゆえの問題もちょっと見えてきます。

2.用九商店 2巻 ルアン・グアンミン(11巻まで刊行、連載中)

これは漫画で台湾の田舎が舞台です。都会に疲れた主人公が田舎に帰ってのんびりとした雑貨店を営んでいく……というあらすじですが、なかなかうまくいかなさそうだなぁ、という雰囲気が絵から伝わってきます。

日本だと理想化された田舎暮らしがよく作品化されていますが、「そんなうまくいかないよ」ってリアルが伝わってくるのがいいですね。

そんな甘くない状況ですが、人々の人情や日本でも昔あった懐かしい風景が垣間見え、どうかこの風景が壊れずに続きますように…と願わずにはいられない作品です。

 

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