「お前はどうやったらそんなダメ上司ばっかに当たるんだ」と友人に言われた私のクソ上司列伝から一席。
「地図を忘れる上司」より参ります。
もちろんフィクションです。ええ。フィクションですって。
何をやっても忘れる人、というのはいるもので、私の上司がそういう人でした。オラウータンに似てたので、「ウータン」と心の中で呼んでおりました。
この人、何をやらせてもダメな人でもありましたが、道にも迷う。迷わなかったのは会社選びでちょっといい年に生まれただけで大企業に入り腐りやがってクソバブルが
それはともかく、外回りに出るといつも電話がかかってくる。
「道迷ったから地図見て」
5回、6回になってくるとキツい。うざい。めんどくさい。
もちろんこんな奴にGoogleマップが使えるわけないです。
そこでしょうがないから、地図を印刷して、道筋を蛍光ペンでなぞったやつを要しました。3枚。
1枚は本人に渡しました。
2枚目は鞄に入れました。
3枚目は持ってく資料の袋に入れました。
昔話の「3枚のお札」かよ。
ここまですればいいだろうと思っておりました。
奴は忘れました。
1枚目は机の上に。
2枚目は鞄ごと自分の席に。
3枚目。「袋ごと電車んなか忘れたから電話してる」
以上、クソ上司列伝、その1でございました。